白洲次郎と白洲正子展
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今日、一人で行ってきました、神戸大丸に。

すごい人、人、人、
こないだの奈良の正倉院展並みといったら言いすぎだけど、列をなして見る状態!
そりゃ、今度ドラマ化されたりちょっとしたブームだけど、
こんなに注目されてるとはほんまにびっくり@@
中高年が多かったけど、予想に反して20代の人も多かった。

まあ、次郎がこちらの出身っていうのと、
ノーブルな感じとかおしゃれな感じが神戸人にフィットしたのかなあ。

ボクは以前から(といってもそんな昔からではないけど)白洲次郎は好きです。
ブログのお気に入りの本にも載せてます。
英国仕込みの紳士然としたとこや、おしゃれなとことかは、まあおまけみたいなもんですが、
何よりも一本筋が通っていて、彼のいうプリンシプルに忠実なところが好きだなあ。

彼が日本国憲法成立に至る経緯を書きとめた白洲手記の原本が展示してあった。
この手記には、

(前略)・・・「今に見ていろ」ト云フ気持抑ヘ切レスヒソカニ涙ス

という有名な下りがある。
GHQから押し付けられた憲法を受け入れざるを得なかった気持ちを記しているのだが
現物を見て改めて感じ入ったことが一つあった。
それは、次郎がこの気持ちを書き込んだ文書は、外務省の印が入ったまぎれもない公文書であったということだ。
戦争には負けたけど気持ちは負けないぞという心意気をこの時代に持っているだけでも
すごいのにそれをためらわずに公文書に記したこと。
もちろん大人気ないと思う向きもあるであろうが、
占領下の日本でこの行為はなかなかできないと思う。

そしてもう一つ現物を見て気づいたのは、
長い文章の中で、「今に見ていろ」の個所だけ、送りがながカタカナじゃなくてひらがななのだ。
これは、公文書の中に敢えて自分のオリジナルの気持ちを盛り込んだという
彼の敢然とした意思表明だとボクは勝手に思った。
古びた格式のある面持ちの文書の中で
その言葉だけが猛々しく生きているかのように浮き出て光ってた。

やっぱりすごい人だな。

このブームを無理やり解釈するならば、
言葉尻をとらえてあーだこーだと瑣末なことで貴重な時間を浪費している
政治や政治家に嫌気がさし、
言いたい事も保身のため言わずに、ことなかれで終わらせようとする
自分自身にも嫌気がさして
おのずと次郎のような筋を通す頑固オヤジにあこがれる空気が
今の日本にあるような気がします。

麻生さん、あなたのお祖父さんと白洲さんはいい仕事されたみたいですよ。
麻生さんもがんばって。

今日はだんなの方ばかりになったけど、正子さんもただ者ではないですね。
この人がまた愉快な人だったのだろうと、、、
すげー夫婦!
普段、ドラマはとんと見ませんが、このドラマだけは見るつもりです。




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by basukettoboru | 2009-02-01 22:42 | イベント
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